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「ブラウザだけでプログラミング」の続き。クラウドIDE『Codenvy』使ってみた

Chromebookで開発環境も全てクラウドに集約させようと思い、Nitrouns、Cloud9に続いて『Codenvy』を使ってみました。

Cloud9については以前のポストを御覧ください。

3つのIDEを比較すると

  • 『Cloud9』ワークスペースを気軽に作ったり消したりが良い
  • 『Nitrous』電話認証があるので、初心者になんとなく勧め辛い
  • 『Codenvy』UIはCloud9に劣るけどパフォーマンスは良い。一度起動するとサクサク

自分の想定する、デザイナー・学生さんとか非プログラマーにとりあえずコードを書いてもらうというような目的だと、結局Cloud9がベストかな?と思ったんですが、Codenvyも甲乙つけがたく、試したことも残しておきます。

【2015/10/26追記】今は『Koding』をメインにつかってます matagotch.hatenablog.com

ログイン 〜 プロジェクト作成

githubかgoogleアカウントでログインしてプロジェクトを選択するだけ。数クリックですぐ開発を始められます。

【エディタ】クイックオープン機能

AtomやSublime Editorの「Command + P」でおなじみのファイル名検索機能は「Ctrl + ALt + N」に割り当てられています。 自分がエディタに求める機能はこれくらい。

VMを常時起動にする

VMの起動に数分かかります。 4時間で自動シャットダウンするので、タイムアウト時間を変更したいときはメニュー

「Window > Prefarences > Workspace (アカウント名) > Runners > Runner Shuttdown」

からtimeoutを変更できます。 "always on"でシャットダウンしないようにできます。

PaaS(Google App Engine, Heroku...)にデプロイ

Herokuにデプロイできます。 ガイドはこちら

http://docs.codenvy.com/user/paas/#herokudocs.codenvy.com

既存のHerokuアプリケーションにデプロイするのは簡単で、

Herokuに結びついた既存のリポジトリ「File > import from location..」から取得。

「Window > Preferences > SSH Keystore > generate a new key」から"heroku.com"を入力して、生成されたキーをheroku側にコピペ。

以上、メニューの「Git > Remotes > Push」からデプロイできます。

新しくアプリケーションを作ることもできるけど、toolbeltとかの下準備が必要みたいので試していません。

http://docs.codenvy.com/user/paas/#create-heroku-appdocs.codenvy.com

Androidアプリの開発もできる

アプリをビルドして、ブラウザ経由でシミュレータもアクセスできます。

プロジェクト「SAMPLES > Android」を選んで「Build」、「Run」。 Runnerタブの下に表示さたアドレスからnoVNC経由でデスクトップに接続できます。

デスクトップは最初は何もない灰色の画面です。 右クリックメニューからエミュレータの起動とパッケージのインストールができます。

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アプリの実機への転送はDeployGate経由で行います。 matagotch.hatenablog.com

まとめ

設定はDockerfileだったり、Cloud9よりCodenvyの方がエンジニアフレンドリーかもしれません。 Cloud9はプラットフォーム、Codenvyがよりインフラ寄りです。

問題になる点も共通していて、Ctrl+WやCtrl+Pといったショートカットが、ブラウザによって専有されてしまっているのが気になります。 機能拡張で改善されると良いんですが。