iPad Pro 10.5は「Power Delivery」と呼ばれる急速充電に対応しています。ただし付属の電源アダプタとケーブルは急速充電に非対応。別途オプションのApple純正のUSB-lightningケーブルとMacBook Pro 13インチ用の充電器(Apple 61W USB-C電源アダプタ)が必要です。
MacBook Pro 13付属の61W電源アダプタに、別途購入したUSB-lightningケーブルを組み合わせでどれくらい充電時間が短縮されるか試して見ました。
目次
- 目次
- iPad Pro 10.5の急速充電に必要なもの
- iPad Pro 10.5の付属アダプタで普通に充電した場合
- 【PowerDelivery急速充電】Apple USB-C - LightningケーブルとMacBook Pro 13用の充電器で充電した場合
- 【番外編】パソコン(MacBook Pro 13)のUSBポートに繋いだ場合
- 充電器とケーブルの重さを比較
- ケーブル長は1mと2mどちらがオススメ?
- 価格についての考察
- まとめ
iPad Pro 10.5の急速充電に必要なもの
- Apple純正USB-C - lightningケーブル
- 急速充電(Power Delivery)対応アダプタ
Power Delivery対応ケーブルは「Apple Usb-c - Lightningケーブル」しか発売されていません。ケーブル長1mと2mがあります。自分はiPad Pro 10.5付属のlightningケーブルと同じ1mのものを選びましたが、ラップトップのようにつかうなら2mもアリです(MacBook Proの電源ケーブルは2m)。
Power Delivery対応充電器はアップル純正品だけでなく、Ankerからも発売されています。
モバイル端末用の急速充電アダプタとしては29W USB-C電源アダプタが最適ですが、当記事ではMacBook Pro 13インチ用の充電アダプタ「Apple 61W USB-C電源アダプタ」と1mのApple USB-C - lightningケーブルとiPad Pro 10.5で実験・検証しています。
iPad Pro 10.5の付属アダプタで普通に充電した場合
バッテリが0%の状態から、WiFiとBluetoothをONにして起動した状態で充電時間を計測すると
- 30分で15%
- 1時間で30%
- 2時間で60%
- 3時間で87%
- (3時間27分で100%)
バッテリが80%を超えたあたりから徐々に充電時間が遅くなり3時間30分で満充電。
機内モードもiPhoneだと充電時間を短くできるイメージがあったので試して見たんですが、iPad Pro 10.5では機内モードにしても数パーセントしか短縮されませんでした。
【PowerDelivery急速充電】Apple USB-C - LightningケーブルとMacBook Pro 13用の充電器で充電した場合
- 30分で25%
- 60 分で50%
- 90分で72%
- 120分は計測し忘れ(笑)
- (155分で100%)
100%に近づくほどスローダウンしておよそ2時間30分で満充電。半分とは言えないものの、実際に充電時間はだいぶ短縮されました
【番外編】パソコン(MacBook Pro 13)のUSBポートに繋いだ場合
MacBook Pro 13のUSB端子経由だと急速充電にはならない様子、付属アダプタで充電した場合とほぼ同じ時間がかかりました。
充電器とケーブルの重さを比較
ケーブル重量はUSB - Lightningケーブルが19g、Apple Usb-c - Lightningケーブルは25gと、6g差です。Apple Usb-c - Lightningケーブルの方が線が太くてMacBookの電源ケーブルに近い感じです。
アダプタの重さはiPad Pro 10.5に付属する12W充電器が66g、MacBook Pro 13付属の61W充電器が195gです。
ケーブル長は1mと2mどちらがオススメ?
自分は1mを購入してしまったんですが、iPad Proで使うなら個人的には2mが良かったかなと感じています。
iPad Pro 10.5付属のlightningケーブルは1mで、MacBook Pro 13に付属のUSB-Cケーブルは2m。2mのケーブルであればラップトップのように充電しながらiPad Proを利用できます。
通常のlightningケーブルよりも太く、アダプタも大きいので2mの方が見た目のバランスも良く感じます。 iPhone 8シリーズでも使う予定なら1mで良いと思います。
価格についての考察
値段についてはiPad Proの充電時間を1時間短くするためだけに数千円(アダプタを入れるともっと高い)は高いと思いますが、iPhone 8もPowerDelivery急速充電に対応しているとのことで自分は納得しました。
USB-C - lightningケーブルは太くて断線しにくいので、安物のlightningケーブルをたくさん買うよりもApple純正の急速充電ケーブルを買うというのもアリだと思います。
まとめ
iPhone 8 Plusの急速充電の充電時間を計測した記事に続いて、iPad Pro 10.5でも充電時間を計測して見ました。
- 100%充電されるまで、iPad Pro 10.5付属の充電器とケーブルなら3時間30分
- 急速充電なら2時間30分
後半伸び悩むので満充電までの時間を比較すると大差なさそうですが、途中の1時間でどれだけ充電されるかがポイント。
1時間で30%充電されるのと50%充電されるのとでは大違い、朝の支度中に充電できるので就寝中の充電を忘れても安心です。
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