今こそハードディスクにたまったデジカメ写真を整理するとき
アマゾンがプライム会員向けに、また新サービス「プライム・フォト」を開始しました。 動画見放題・音楽聴き放題サービスに続いて、今度はネット上に写真が保存し放題です。
”無劣化・容量無制限”なので、外付けハードディスクに代わる最高の保存方法です。
プライムフォトを利用して、撮りためた画像をバックアップ後、スッキリ削除してみました。
「プライムフォト」と「Googleフォト」の比較
今ある”容量無制限”のクラウド写真保存サービス「Googleフォト」だと、無料の利用枠だと大きめの画像は劣化されます。
今回の「プライム・フォト」は、プライム会員限定ですが容量無制限かつ”劣化なし”が特長です。
使ってみた。写真1000枚あたり1時間でバックアップ
ブラウザ、Windows、Mac、iPhone、iPad、Androidアプリから使えます。 今回はサイトからアップロードしました。
去年(2015年)撮影したすべての写真1535枚を一気にアップロード。 一枚あたり2M強のJPGで、合計3.63Gです。ボタンを押して待つこと1時間34分40秒。 途切れることもなく無事アップロード完了しました。
1時間で1000枚、2Gくらいのファイルがバックアップできます。
RAW画像であれば、サイズが10倍として単純計算すると、100枚で1時間かかります。
バックアップが終わったら、画像を削除します。 削除前の空きストレージ容量です。
削除後。他にもいろいろ消して空き容量が6G以上増やせました。
あとで移行したくなっても安心。ダウンロードも爆速
デスクトップの「Amazon Cloud Drive」から、全ファイルがワンクリックでダウンロードできます。
回線速度いっぱいの爆速なので、あとで他のサービスに移行したくなっても大丈夫です。
アルバム機能の使い方
アップロードした写真はアルバムにまとめることができます。
「アルバムを作成」ボタンを押してアルバム名を入力後、ファイルを選択します。 ファイルはShift、Command(Alt)キーで複数選択できます。
共有の使い方
「共有 > リンクを表示」から、ファイル単位・アルバム単位で共有できます。旅行の写真を仲間うちで簡単にシェアできます。
アプリの完成度や高し。編集機能がスゴイ
Androidアプリも使ってみました。
アップロード済みの画像があると、初回にロード時間が少しあります。
縮小画像のキャッシュが効いているのか、Web版よりアプリの方がキビキビしています。 タイムラインから、過去画像へサクサクとアクセスできます。
自動アップロードの設定画面です。画像と動画、WiFi使用時、充電中、特定のフォルダ画像のみといった条件を設定できます。
カメラの撮影機能はありませんが、編集機能がスゴイことになってます。
フィルタ、フレーム、スタンプ、テキスト(文字入力)、ドロー(ペイント)、回転、切り抜き、ぼかし、フォーカス、明度・彩度・色合いの調整、傷の修復、ホワイトバランス、赤目補正……と基本的なのは網羅。
Googleフォトはおろか、ちょっとした画像編集アプリにさえ勝っています。
RAW画像について
自分が使っているOlympusのデジカメ(PEN)の、拡張子が.orfのRAW画像は非対応でした。
FireTVも対応済み
対応デバイスに明記はされていませんが、アップロードされた画像はちゃんとFire TVのサイドメニュー”写真”に表示されます。 スライドショーもできます。
まとめ
編集機能や他サービス・アプリ連携はGoogleフォトに劣りますが、高画質画像を保管するのに破格のクラウドストレージです。 スピードもじゅうぶん出ています。
大きなRAW画像を無制限に保存できるのも、うれしい人は多いはず。
ディスクを圧迫する塩漬け写真にオススメの保存場所です。