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iPad Pro 10.5レビュー。画面/キーボード比が完璧な究極タブレット!


2017年6月新発売、新しいiPad Pro 10.5の購入レビュー記事です。

www.apple.com

目次

iPad Proの価格・仕様・スペック


最も安いiPad Pro 10.5(ストレージ64G、WiFiのみ)は税別69,800円。

カラバリはシルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの4色。 ストレージは64G・256G・512Gから選択可能。ネットワーク機能は、インターネットの接続に無線ネット環境が必要な「Wi-Fiのみ」モデルと、Wi-Fiに加えスマホと同じように単体でモバイル通信が可能な「Wi-Fi + Cellular(セルラー)」モデルがあります。 重量はWi-Fiモデルが469g(スマートキーボードカバー付きだと実測で715g)で、セルラーだと10gほど重くなる感じです。

バッテリー持続時間は公称10時間。ネット動画を再生しっぱなしにしてバッテリー持ちを確認したところ、実働時間は5時間強でした。

価格ですが、ふつうのiPadではなく新しいiPad Proの方を選ぶなら、純正アクセサリのApple PencilかSmart Keyboardが外せないので実際の値段はさらに高くなります。

自分が購入した最廉価の組み合わせだと、実際の価格はiPad Pro 10.5インチ本体(ホワイト、Wi-Fiのみ)が税込¥75,384、Apple PencilとSmart Keyboardセットが税込¥30,888で合計金額は10万円超えの¥106,273。 ラップトップ代わりに使うとなると、お値段もノートパソコン並みになってきます。

セルラー版でなくWi-Fi版を選んだ理由は?


いま使用しているセルラー版iPad miniのモバイル通信をまったく使っていないので、Wi-Fiモデルをチョイスしました。

Apple製品はリセールバリューが高いので、モバイル通信が必要になった段階で買い換えれば良いと思いました。 SIMカード無しでモバイル通信が利用できる「Apple SIM」に関しては、そのうち次期iPhone 8とかに付いてくるのでは?という予想もしています。

【購入2ヶ月後の感想】購入前に想像した以上にiPad Proを愛用しており、ソフトウェア開発業務以外はほぼiPad Pro上で作業しています。通勤のない地方ぐらし自営業の自分にとってスマホは必ずしも必須アイテムではなく、「iPadさえあればいい」と思う場面が多いので、WiFiモデルを選んだことは少しだけ後悔しています……。

iPad Pro 開封・使ってみた


2017年型、新しいiPad Pro 10.5の外箱です。いつもは箱なんて撮って誰が見るんだろう?って思うんですが、新型iPadの箱はベゼル(外枠)の細さ、本体に占める画面比率の大きさを強調した素敵なデザインに仕上がってて箱を見ただけで興奮しました。

小型のApple 12W USB電源アダプタとUSB - lightningのケーブルが付いてます。USB Type-Cじゃありません。

iPad Pro付属の12W電源アダプタとUSBケーブルはUSB 2.0規格ですが、タブレット本体はUSB 3.0(USB-C)の急速充電に対応しているので、iPad ProをMacbook・Macbook Proに付属の29W・45Wアダプタから充電すると、iPad Pro付属のアダプタよりも早く充電できます。ただしiPad Pro付属のUSB 2.0ケーブルはMacbookアダプタのUSB-C端子に繋がらないので、別途Appleの「USB-C - Lightningケーブル」を購入する必要があります。iPad Proと、USB-C端子しか付いていない最近のMacbookを接続したい人はUSB-C - Lightningケーブルを購入しても良いかもしれません。


カラーは白色をチョイス。たいていは黒で統一するんですが、iPadに限っては黒いフチが前に浮き出てる感じ?とカドのダイヤモンドカット加工が好きでなく、なぜか液晶画面の色が目に刺さる気もするので、iPad Proは今回も白を選びました。

左からiPad Pro 10.5、iPhone 7 plus、iPhone SEを並べてみました。 9.7インチの無印iPadは手放してしまったんですが、記憶の中の9.7インチiPadと比べても新しいiPad Proの10.5インチ液晶の違いは一目瞭然、まったく別物の大きさ・綺麗さです。たった1インチ弱の違いなのに、やっぱりでっかい画面だなぁと感じます。

それ以上にiPad Proの液晶の発色の綺麗さに慣れてしまうと、無印iPadの液晶は2・3世代前くらいのモノに感じるほど見劣りします。


10.5インチの描画領域はマンガの単行本はもちろん、旧iPadの画面には収まらなかったA5判(148mm x 210mm。教科書やワイド版マンガの大きさ)も収まり切る広さ。


開いた文庫本とほぼ同じ大きさなので、iPadを横向きにして、漫画を見開き表示しても快適に読める文字サイズです。

Wi-Fiモデルの継ぎ目のない背面。


出っ張りのあるカメラ。

iPhone 7では廃止されたオーディオ端子も付いています。 4箇所のグリル(穴)から聞かせる高音質スピーカー搭載。


純正のキーボードカバーでスタンド状態にしてみました。さらに美しくなった液晶も、新しいiPad Proの重要な特徴。 思わず見入ってしまう美麗液晶に加えて、音も良いのでビデオ視聴時間が長くなりそうです。

120Hzのリフレッシュレート(画面が1秒間に120回更新される)も売りのひとつとして喧伝されていますが、毎秒30〜60フレームのゲームや動画視聴で感じるのは動きの滑らかさというより発色の素晴らしさ。「リフレッシュレート120Hz」の本領は、Apple Pencilの追従製の高さの中にこそ隠れていると思います。

低音とかはそこそこのスピーカーより劣りますが、スピーカーも音楽鑑賞に耐えられる高音質。 旅行先で荷物を軽くしたいときは、モバイルスピーカーを持ち歩かなくても良くなりそうです。

Apple純正iPad Proアクセサリ

使うかどうか分からなかったんですが、iPad Proには外せない2つのアップル純正アクセサリ、Apple PencilとSmart Keyboardも購入しました。

Apple Pencilの使用感レビュー

キャップとLightningの中継アダプタが同梱されています。

Apple Pencilの初回利用はiPad Pro 10.5とペアリングが必要です。Apple Pencilの頭のキャップを外すとLightning端子があるので、ここをiPad Pro側に挿せば準備完了です。

絵心がないので、標準のメモアプリで般若心経を写してみて、どれだけ細かいモノが書けるかトライしてみました。紙とペン並とは言いませんが、驚きの追従性。タッチペンとしては過去最高の使いやすさです。


とか言ったそばから訂正です。ProCreateというお絵かきアプリで遊んでみたところ、ほぼ紙に鉛筆で書いてるのと違いありません。 ペンのような精密な線は自分には描けませんが、イラストを描くのが好きな人には最高のグラフィックツールじゃないかと思います。

Procreate

Procreate

  • Savage Interactive Pty Ltd
  • グラフィック/デザイン
  • ¥1,220


iPad Proにはイラスト・ペイントソフトだけでなく写真編集ソフトも充実しています。中でもPhotoshop代替アプリ「Affinity Photo」はiPad Proにふさわしいプロレベルのグラフィックソフト。Apple Pencilはフォトレタッチアプリの必須アクセサリーではありませんが、処理性能が求められる画像処理も余裕でこなせるのはさすがiPad Proです。

matagotch.hatenablog.com

Apple純正Smart Keyboardレビュー


2017年モデルの新しいiPad Pro向けSmart Keyboardは液晶画面を保護する3つ折の構造になっていて、閉じたときに段差があります。 手に持ったときはキーが隠れてじゃまにならず、キーを出したときは膝上でも安定してタイプできます。ただし膝上で使う場合に問題になるのは、角度が固定された液晶画面のほう。画面を上から覗き込むような不自然なかたちになります。


Smart Keyboardカバーだけの重さは実測で224g。iPad Proと合わせて715gでした。 アップルのラップトップでは最軽量のMacBook 12インチが0.92kgとかなので、全部ひっくるめてもiPad Pro10インチの方がだんぜん軽量です。


手に持ったときズシリと来ますが、着脱も容易なので普段は外して使えます。 Apple Pencilがマグネットでくっつくのも地味に便利なところ。


コピー・ペースト、アプリの切り替え、ホーム画面など一般的なショートカットキーも使えます。肝心の打ち心地は、文章を書くなら個人的にはじゅうぶん許容範囲内、というかむしろ好みかも。ただし記号キーが小さいのでコードを書くのはつらいだろうと思います。日本語の変換に多用するスペースキーが重たいのが少し気になりましたが、しばらく使ってみたいと思います。

英語配列ではなく日本語配列のキーボードを選んだ理由


ラップトップでは英語・日本語特にこだわりは無いんですが、iPadの外部キーボードは英語と日本語の切り替えがネックになっていたので、今回はJISキーボード選びました。 あと基本的に新し物好きというのがあります。

日本語配列キーボードは独立した「英数・かな」キーのお陰で日本語・英語の切り替えは非常にスムーズですが、地球儀ボタン(言語切替ボタン)でも充分かな?という気がしました。

Smart Keyboardのより詳しいレビューはこちらで記事にしました↓。 matagotch.hatenablog.com

Apple USB-C - Lightningケーブル(急速充電器)レビュー


iPad Pro 10.5はオプションのケーブルと充電器で急速充電に対応しています。 充電時間は別記事にて検証しています。 matagotch.hatenablog.com

カメラをチェック


微妙なサンプル写真ですみません。咲きかけのアジサイです。 iPad Pro 10.5はもちろんカメラも高品質なんですが、10.5インチの大画面確・高品質液晶での確認しながらでの撮影は、何かいままでのカメラと別次元な体験です。 プロを名乗るだけあって、動画関係のクリエイターが使うと良い気がします。

iPad Proと競合機種と比較

iPad miniと比較


タブレット利用用途が電子書籍の目的には、小型4:3液晶のiPad miniは唯一無二のタブレット。雑誌はともかく、マンガくらいならこのサイズが一番読みやすいと思うんですが、どうでしょうか?

iPad Pro 10.5のヨコ幅がちょうどiPad miniのタテと同じ長さなので、iPad miniで1ページずつ読んでいたマンガがiPad Pro 10.5インチだと見開きで同じ情報量です。

A4のPDF書類をたくさん読むビジネスマンや、技術書が好きなエンジニアにはより大画面10.5インチのiPadがおすすめです。 iPad Proの大画面は、新書や小説などの文字ベースのコンテンツだと自分には若干つらいのでKindle paperwhiteの利用頻度が上がりそうです。

iPad 9.7と比較

iPad miniはまだコンパクトでかっこいいんですが、無印iPadとiPad Proを比べると、無印iPadの厚さ・ベゼルの広さが野暮ったく見えてかわいそうな感じになります。

あと、すごく地味な話ですが、Office 365は9.7インチ画面の無印iPadやiPad miniでは無料ですが、10インチ以上のタブレット、つまりiPad Pro 10.5と12.9だけ有料になります。Officeを使う人にとっては、iPad Proは本体以外にもお金がかかるので要注意です。

Android、Amazon Fireタブレットと比較


自分のように電子書籍と動画鑑賞がメインならAndroidやFireタブレットのほうが安く済みます。

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Microsoft Surfaceと比較

SurfaceやiPad Pro(Smart Keyboare付き)のようなスタンド形式の端末は、置いたときにラップトップほど場所を専有しないのがいい感じです。

Surfaceは大好きなハードなんですが、ソフト・UIがぜんぜんタッチ操作に最適化されていないので、ペン操作はまったく使っていません。 (Affinity Designer、Affinity Photoを購入して一度使用したきり放置)。 お絵かきなら断然iPad Pro新型。 画面もSurfaceの方が大きいはずなのに、新型iPad Proの画面に見入ってしまいます。

現行機種のSurface Pro 4はタブレットPCとはいえ、多くのノートパソコンと同じくSIMスロットが無いので、モバイル通信機能もiPad Proを選ぶ理由になります。

ただし基本的に仕事で使えるのは、キーボードやソフトなどの実用性からSurfaceの方に軍配が上がります。 iPad Pro&Smart Keyboardよりもサーフェスの方がラップトップ型に展開しやすく、キーボードもクセがありません。iPad Proはスタンドの角度を変えられません。

Surface Proの重さは1kgを若干上回るので、カバンを選ばない小型でパワフルなマシンが欲しければiPad Proになります。

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MacBookと比較


まだまだ仕事には使えないと評判のiPad Proですが、(自分の場合はソフトウェアの開発業務がメインなので無理ですが……)可能ならすべての作業を小型で軽量なiPad Proで済ませたいところ。

文書作成がメイン用途の方にとってはSmart Keyboardの使い勝手が一番の問題だと思いますが、個人的な感想では13インチのMacbook Pro以下、初代12インチのMacbookよりは好みの打ち心地です。

今秋リリースされるiOS11に期待です。

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サードパーティ製iPad Proおすすめケース比較

10インチタブレット汎用スリーブケースは少しゆるめ


最初に到着した、サンワサプライの10インチタブレット向け汎用スリーブケース「PDA-TABS10BK」は、もともと第1〜4世代のiPad向けに作られたケースです。これは10.5インチのiPad Proには少し余裕のある大きさ。ケースを装着したままでも収まります(Smart Keyboardは表面の摩擦もあって少し入れにくい)。

古いiPad Air、iPad Pro 9.7インチ向けケースは使える?

一回り小くても入りそうな気がしたので、旧iPad Proに合う大きさのスリーブを注文しました。

今度は横幅は少々キツ目のピッタリなんですが、縦の長さが足りません。しっかり挿入しても、写真のように1cmほどハミ出し気味です。 フィット感を求めるならこっちがオススメですが悩ましいところ。

新旧iPad Proのサイズの差は横幅5mm、縦1cm。古いiPad Proのケースを利用する場合は縦の長さがネックになりそうです。

(リンク先スリーブケースの大きさですが、型番「PDA-TABS10」が汎用10インチタブレットサイズ、「PDA-IPAD63」がiPad Pro 9.7インチサイズ、商品名に"iPad Pro"と書かれている「PDA-IPAD83」がおそらくiPad Pro 12.9インチサイズです。評価前に誤って購入されてたら本当に申し訳ありません……。)

カバー型ケース


10.5インチの新型iPad Pro向けに作られた、背面も保護するカバータイプのケースも購入しました。 ブランドロゴが一切無いシンプルデザインが気に入って、iPad miniで愛用していたJEDirect製のケースです。

フタは折りたたむとスタンドになり、マグネットが仕込んであるので開閉するとiPadの電源も自動でON/OFFされます。 「本革調」と書いてありますが、アップル純正Smart Coverのポリウレタンみたいな質感です。ブラックのKindle paperwhiteと色味も手触りもほとんど一緒。 重量は実測で199gでした。


iPad miniで数年間使用したときは、iPadのエッジ部分に1、2ヶ所傷がつきました。ボタンやエッジを完璧に保護できるケースではない点だけは注意。デザイン・コスパ・保護性能で申し分無しの、とりあえず買って損はないケースです。

iOS 11でiPad Proはノートパソコンを超える?

iOS 11インストール後のレビューも別記事で書きました。個人的にはスクリーンキャプチャが最大の目玉機能で、他の機能はさほど使用感に影響を与えませんでしたが、ドラッグ&ドロップに対応するアプリが増えてくるにつれ便利になる気がします。 matagotch.hatenablog.com

iPad Pro向け「プロ仕様」おすすめアプリレビュー!


iPad Proの真価を発揮する「プロ向け」のアプリを、別記事にて多数ご紹介させていただいております。 matagotch.hatenablog.com

ついでに、iPad向けおすすめゲーム記事もご覧いただけると幸いです。 matagotch.hatenablog.com

iPad Proレビューまとめ・感想


長年iPad mini pro待ちだったので、今回もスルーするか迷ったんですが、そろそろiPad miniにディスコンの気配が色濃くなって来たので、新しいiPad Pro 10.5インチを購入してしまいました。 アップル製品は待っていてもたいした値下げを期待できないし、リセールバリューが高いので悩むなら買ってしまえ、と勢いで買ってしまいました。

個人的にはコンパクトでハイパフォーマンスな機種が好きで、MacBook Air 11インチとiPad miniの組み合わせが理想的だったんですが、このまま両方ともアップルのラインナップから姿を消してしまうことになったら残念です。とりあえずは、新型iPad Proがこの小型ラップトップとタブレットを統一する完成形であると信じて使ってみようと思います。

12インチのMacBookは非力でキーボードが打ちにくかった(2017年モデルでは改善された)ので13インチのMacBook Proを、iPhone 7はポケットにいれて散歩するには大き過ぎたのでiPhone SEを使っています。 さらに10インチのiPadが加わるとなると、なんだか先祖帰りしてる気がするのは気のせいでしょうか……!?

【追記】1週間使用してみて、iPad ProとSmart Keyboard、ものすごく気に入っています!
前述どおり、もともと小型でパワフルなマシンが好きだったので、使えば使うほど愛着が増し、お気に入りのアプリが増えれば増えるほど手放せないアイテムになっています。

iOS11がモバイルOSの殻を破ろうとする2017年は、iPad Proがアップル製品の台風の目になりそうです。

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