単体のモバイル通信に対応したApple Watch 3(GPSF+セルラー)ですが、LINEアプリはモバイル通信に対応していません。
モバイル通信下のApple Watch上からLINEのメッセージを送る方法を紹介します。
あくまでメッセージの「送信」が可能であり、「受信」はできませんが、IFTTTというサービス・アプリを駆使してApple Watch 3のモバイル通信下でもLINEを使う方法を紹介します。
目次
Apple WatchのLINEはモバイル通信非対応
matagotch.hatenablog.com アップルウォッチ3のレビュー記事でお伝えしているとおり、アップルウォッチ3のモバイル通信下ではLINEアプリは使えません。
当記事で紹介するIFTTTを駆使してもモバイル通信下でLINEメッセージの受信はできませんが、 LINEにメッセージを送信することはできるようになります。
IFTTTの紹介・設定方法
ifttt.com モバイル通信下のApple WatchからLINEメッセージを送信するためにIFTTTというサービス/アプリを利用します。
matagotch.hatenablog.com IFTTTと設定方法については↑こちらの別記事を参考にお願いします。 IFTTTでLINE連携する場合は、アクション選択時にLINEログインと連携の同意を促されます。
LINE連携を利用するには、あらかじめLINEのメール登録が必要です。
LTEモバイル通信のアップルウォッチ3からIFTTT経由でLINEメッセージを送る方法
【レシピ1】LINEに現在地を送る方法
トリガー(this)にButton widget > Button press
、アクション(that)にLINE「Send Message」を設定、Recipientにアップルウォッチからメッセージを送りたいグループ名を選んで、MessageのPhoto URL
はそのままにします。
モザイクで判りにくいと思いますが(笑)、こんな感じで位置情報と周辺写真がLINEグループに送られます。英語の文章は適切な日本語に置き換えた方がよろしいかと存じます。
【レシピ2】LINEに定型文を送る方法
同様にトリガーにButton widget
、アクションにLINE
のSend Messageを設定して、Messageにお好みの定型文を入力。
するとアップルウォッチ上のボタンを押すだけでLINEに定形文を送れます。
「スマホ忘れたから連絡は電話で!」とか「今日何食べる?」のような定形文を登録すると便利です。
【レシピ3】Gmailを経由してLINEに音声認識テキストを送る方法
途中でGmailを挟むことにより、好きなテキストをLINEグループに送信できます。細かいメッセージのやりとりには向いていませんが、一度きりの簡単なメッセージには向いています。専用のメールアドレスとかを作ればもっと手軽に送信できます。
(手順1)Gmailで「AppleWatch」ラベルに振り分ける
パソコンのブラウザでGmailの「自動振り分けの設定」を開いて、アップルウォッチから送信されるメールの署名「Apple Watchから送信」文字を含む受信メールに「AppleWatch」のラベルを付けるよう設定します。
(手順2)「AppleWatch」ラベルの付いたメールの本文をLINEに送る
ここからがIFTTTの出番。IFTTTのthis
にGmailのトリガー「New email in inbox labeled(ラベルの付いた新規受信メール)」のLabelに「AppleWatch」、that
にLINEのアクション「Send Message」のRecipientにアップルウォッチからメッセージを送りたいグループ名、MessageにBodyPlain
を設定します。
以後、Apple Watchから自分宛にメールを送信すると、指定したLINEグループ宛てに本文の内容が送られます。
まとめ
この記事では送信方法だけを紹介しましたが、IFTTTでは「天気予報をLINEに送る」とか「子供がちゃんと塾に行ったかどうかスマホで確認する」みたいな使い方ができます。
今回はトリッキーな方法を紹介しましたが、これにより「せっかくLINE目的でセルラー版Apple Watch 3を購入したのに使えなかった」という不満を32%くらい解消できました。あとはApple WatchアプリのLINEがモバイル通信に正式対応するのを気長に待ちます。