ザ・ノースフェイスのドーム型テント『Geodome 4(ジオドーム4)』の予約・購入レビューです。居住性・デザイン性の高いドーム型のテントで、さまざまな利用方法が思いつきますが、まずは人生初のキャンプを楽しんできました。
目次
仕様・価格
The Northfaceのドーム型テント『Geodome 4(ジオドーム 4)』の定価は税抜き180,000円(2018年5月時点)。
フットプリント?と呼ばれる、7,000円のテントの下にひく別売り防水シートを含めて20万円強の値段でした。
テントを持って体重計に乗ると重量69kgを指しています。自分の体重が57kgなので、テントの重さは12kgくらいです。
設営してみた
『Geodome 4(ジオドーム 4)』の説明書はこんな感じ。組み立ては大雑把に
メインポールをテントのスリーブに通す
テントを立ち上げてポールの両端をグロメット(テントの淵にある穴)に入れる
赤道ポールをテントのスリーブに通す
(フライシートをかぶせる)
ペグに留める
といった流れで行います。
まずはヌンチャク状に折れ曲がったメインポール(地面に対して垂直なポール)を真っ直ぐにして、計6本、テントのスリーブに通します。
メインポールをすべて通した状態。1人だとここまで10分くらいです。
2人の人間でテントの両端を持って、「えいやっ」て立ち上げます。テント内にもう1人いて、テントの中心を上に持ち上げるとスムーズ。
テントが上手く立ち上がったら、ポールの両端をテントのフックに引っかけます。
この立ち上げのプロセスが1人でできれば、1人でもテントを組み立てられそうなんですが…ゴールデンウィーク中に何度か1人での組み立てをチャレンジしてみましたが、うまく立ち上げられませんでした。 何か道具の力を借りれば、組み立てられそうな気もするので、設営の機会があれば引き続きトライしてみます。
一応、現状では組み立てに必要な人数は最低2人必要です。
無事にテントを立ち上げて、メインポールをグロメットに差し終わったら、次に赤道ポール(地面と水平なポール)をテントのスリーブに通します。
オプションのフットプリント。地面からの水の侵入を防ぐそうです。
インナーテントの完成です。2人協力で慣れたら、20〜30分で完成できるようになりました。
車や木と比べるとこんな感じの大きさです。
この写真を撮影した「能登島Weランド」というキャンプ場がすごく良いところでした。
テントの内装と窓。窓は2種類のチャックがついていて、内側のチャックを開けると蚊帳のようなメッシュを残して開き、外側のチャックだと完全に開ける構造です。
テントの中は大人の男性3人が足を伸ばしてゆうに寝られるスペースがあります。
小物ポケットは取り外し可能。4つあるので、最大4人用のテントです。
テントの撤収はすごく簡単。畳むだけなら10数分で完了します。
晴れた日にテントを設営しても、朝露で濡れるので、テント使用後は乾かしたりする必要があるとか、思ってたいたよりも少しだけ手入れが面倒でしたが、元・山岳部の友人に教えてもらいながら、無事にキャンプを楽しめました。
素人考えで、一人でキャンプしながら国内を旅行しようと思っていたんですが、そもそも1人では組み立てすら厳しいので、一人旅行用としての利用は断念しました。割と長めの滞在に利用しようと思います。設営は2人から可能で、3人いるとよりスムーズ。
テントは最大4人用(小物の収納ポケットが4つ)で、夫婦・子供とかで構成された家族なら4人で寝れると思います。友人同士でテント泊するなら2、3人が快適です。
評価まとめ
ノースフェイスの新型テント、GWに間に合った!設営に思ってたより場所を使うので、家の中での使用は断念(笑)。5月中のキャンプデビューを目指す #ジオドーム4 #Geodome4 #Northface pic.twitter.com/52UbbbEaNN
— matagotch (@matagotch) April 28, 2018
昨年見た「ウチの夫は仕事ができない」というテレビドラマの中で、都会のマンション住まいの夫婦が、テントを書斎がわりに使っているのを見てから、デザイン性の高いテントを探していたところ、ノースフェイスから格好のテントが発売されたので、実物も見ずに予約・購入してしまいました。
テント到着後すぐに、屋内で組み立ててみたところ、設営時にポールを通すのに、実際のテント以上のかなり広い空間が必要で、屋内での使用は断念。
ノースフェース『Geodome 4(ジオドーム 4)』は子供の頃の夢の「秘密基地」や、ドラゴンボールに出てきた「ホイポイカプセルの家」に最も近いテント。設置がけっこう手間なので、1泊2日の宿泊より、2・3泊の旅行がおすすめです。
値段が高すぎるので、テントとしての実用性だけを判断基準にしてしまうと微妙だけど、デザインが優れているのでキャンプ以外の、パーティやイベント用途なんかに活躍しそう。
個人的に、Geodome 4は "テント"としてみれば高いけど、"小屋"とか"秘密基地"としてみれば安いのでは? と思って購入しました。
次の段階の利用方法として、どこか(たぶん山梨)に別荘がわりの小屋を建てて、ジオドーム4をオマケの居住エリアに仕立てあげようと考えています。
『Geodome 4(ジオドーム 4)』は(今のところ)1人では組み立てられそうにないので、ソロのキャンプ旅行は使えず、また、室内でも使えず、期待していた使い方は何一つ出来ませんでしたが(笑)、GW中の友人とのキャンプは大いに盛り上がったので、満足しています。
あるいは何か"特別な道具を使う"といった工夫をすれば、なんとか1人でも組み立てられそうな気もするので、しばらく単独での組み立て方法を研究してみます。 アイデア次第で使い道がより広がりそうな、楽しく遊べるテントです。