2016年11月10日新発売。任天堂の新型ファミコン「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が届いたのでさっそく遊んでみました。
目次
開封・同梱品チェック
裏側。カードリッジのジャケ写真にただよう昭和の香り。
新しいパッケージのにおい。
同梱品はHDMIケーブルとUSBケーブル、本体の説明書に修理依頼書です。
スマホのUSBアダプタで充電できるので充電器は購入しませんでした。専用ACアダプターもレトロな箱が受けて人気らしいです。
ミニチュアサイズで細かいところまで復刻されています。スロットとイジェクト、前面の拡張コントローラー端子は完全に装飾用。動きも開きもしません。
アマゾン限定ポストカードは全30タイトルぶん。印刷品質も最高です。
「きれいにはがせます」と書かれた綺麗にはがせるタイプのテープで本体に貼られていました。
仕様・スペック
手のひらサイズのミニファミコン本体は横幅10cm、奥行き14cm。 大きめのスマホくらいの大きさで、iPhone 7 plusと比較すると幅と厚みは若干大きく、奥行きは短くなります。
懸念されるコントローラーの小ささはタテ3.5cmxヨコ8.5cmでケーブルの長さは80cmです。
iPhone 7 plusとほぼ同じ横幅なので、大きめスマホユーザーにはなじみやすい大きさ。
ゲームボーイと思えば気になりません(昔持ってたミクロはこんな感じだった気がします)。
2Pコントローラーはマイクも再現されていますがこれも装飾用。動作しません。
付属のHDMIケーブルとUSBケーブルの長さは1.8mです。
コントローラーのケーブルが短いので、付属のHDMIケーブルだと床に座って遊ぶハメに。40インチを超える大型テレビで遊ぶなら3m級のHDMIケーブルが欲しいところ。
Amazoベーシックの3.0m HDMIケーブルで無事ソファまで届きました。モバイルバッテリーを組み合わせるとケーブルもいい感じにまとまります。
背中はHDMI端子と電源用USB端子があります。テレビのUSB端子から給電できています。
モバイルバッテリー(写真はAnker PowerCore 10000mAh)でかさばるケーブル問題を解決できます。バッテリの目盛りが全然減らないので消費電力はかなり低い様子。
裏面。中国製です。
価格
本体だけの定価は5,980円(税別)ですが、品切れで価格が高騰しています。Amazon限定ポストカード付きモデルや、ACアダプタ同梱モデルなどのバリエーションがあります。
収録タイトル
30本のソフトが内蔵されています。
ファミコンのカセットはささりません。
- ドンキーコング
- マリオブラザーズ
- パックマン
- エキサイトバイク
- バルーンファイト
- アイスクライマー
- ギャラガ
- イー・アル・カンフー
- スーパーマリオブラザーズ
- ゼルダの伝説
- アトランチスの謎
- グラディウス
- 魔界村
- ソロモンの鍵
- メトロイド
- 悪魔城ドラキュラ
- リンクの冒険
- つっぱり大相撲
- スーパーマリオブラザーズ3
- 忍者龍剣伝
- ロックマン2 Dr.ワイリーの謎
- ダウンタウン熱血物語
- ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ
- スーパー魂斗羅
- ファイナルファンタジーⅢ
- ドクターマリオ
- ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会
- マリオオープンゴルフ
- スーパーマリオUSA
- 星のカービィ 夢の泉の物語
設定・使用方法
電源を入れるとホーム画面が立ち上がるので、コントローラーで好きなタイトルを選びます。ゲーム中にリセットボタンを押すとホーム画面に戻ります。
ホーム画面上「画面」設定からブラウン管テレビ風の「アナログテレビ」と「4:3」、各ピクセルが正方形の「ピクセルパーフェクト」の3種類の画面が選べます。
「オートデモ」をONにすると、使っていないときにゲームを自動再生してくるので部屋がアキバっぽくなります。
説明書はQRコードでスマホから公式サイトの説明書を見る斬新な仕様。
リセット・セーブでどこでも再開機能
復活の呪文は不要。セーブ機能でどこからでもプレイを再開できます。
リセットボタンを押すとホーム画面に戻り、左下の羽が生えたフワフワの何かを「Aボタン」で押すとセーブできます。ゲームを選んで十字キーの下を押すと中断ポイントから再開できます。 各ゲームごとに4カ所ずつセーブ可能。
セーブデータを間違えて消さないよう、ボタンを長押ししないと上書きできません。また大事なデータは下キーで「ロック」をかけられます。このへんの配慮はさすがの任天堂です。
セーブポイントがない古いゲームもクリアを目指せます。 魔界村のレッドアリーマーとか苦手なところをピンポイントで練習できたりします。
遊んでみた
ちっちゃいです。
購入以来ずっとドクターマリオの対戦が日課に。子供の頃すごい楽しかった思い出があるバルーンファイトの協力プレイは、いま遊んでみるとシンプルすぎました。ドクターマリオは現役です。
協力プレイできるゲームがもうちょっと欲しかったところ。2人同時に遊びたいときはマリオ3を交代でプレイしています。くにおくんはイマイチ爽快感に欠けるし、コントラは自分には難しすぎでした。
「中断ポイント」機能がゲームバランスの改善にすごく役立っています。魔界村のようなクリア不可能な超・高難易度ゲームもちょっとずつ進めば攻略可能。1面進めて飽きたらセーブして別のゲームに移動、といった気軽なプレイが楽しめて、もはや別のゲームのような感覚です。
シリーズ屈指の名作FF3もあります。プレイしたことがないので楽しみ。
ファミコンミニ本体がソフト1本分の値段でしかないので、ゼルダやFFなどの傑作ロープレの中に未プレイのゲームがあれば、お買い得感が一気に増します。
「アナログテレビ」モードにするとブラウン管ってこんなに汚かったかなぁ……と太古の記憶が蘇ってきます。
画面モード変えるのが楽しい。「4:3」「ピクセルパーフェクト」のギザギザ感が好きです。
ディスクシステムは懐かしい読み込み画面からスタート。音とか、「B面をセットしてください」メッセージとか懐かしいアハ体験がたまりません。A面B面は自動で変えてくれます。
オリジナルを知らない若い人たちがどう思うのか気になるところ。
放置すると自動再生されるデモ画面も賑やかしのBGMにいいかんじです。 設定で「オートデモ」をONにすると、このあとゲームのタイトル画面がランダムに再生されます。懐かしむためだけのジュークボックスとしても満足の出来栄えです。
これでファミコンウォーズがあれば完璧だったのに!と思うのは高望みしすぎですね。
まとめ
あまりの人気に予約すら困難ですが、クリスマスや年末年始のプレゼントにぴったりな復刻版ニューファミコン。
プロジェクタとの相性は良さそうなのでIT企業の忘年会で活躍しそうです。