2017年2度目の大型WindowsアップデートWindows 10 Fall Creators Updateをアップグレード、Microsoft Surface Proにインストールしてみました。
前回のWindows 10 Creators Updateのレビューはこちらの記事を御覧ください。 matagotch.hatenablog.com
目次
- 目次
- Windows 10 Fall Creators Updateアップデート方法
- Windows 10 Fall Creators Updateの新機能まとめ
- ソフトの動作確認・不具合報告
- まとめ
Windows 10 Fall Creators Updateアップデート方法
自分の場合は普通にWindowsアップデートに更新が来てました。自動アップデートが来ない人は待つのが無難なようです。手動でのややこしいアップデート方法は別のサイトに書かれています。
寝ている間にインストールしたのでかかった時間はわかりませんが、ダウンロードしてインストール準備までに30分、インストール準備中のプログレスバーが1分で1%くらいしか進まなかったので、インストールには相当な時間がかかると思われます。アップデートは夜間にすすめです。
Windows 10 Fall Creators Updateの新機能まとめ
「ストレージセンサー」でディスクストレージ容量節約
設定 > システム > ストレージセンサー
で不要なファイルを削除してストレージ容量を節約できるようになりました。ちょうどmacOS Sierraあたりのトレンドを取り入れた形です。
matagotch.hatenablog.com
空き容量を増やす方法を変更する
から、アップグレード前のWindowsのバックアップデータを削除することもできます。バックアップを削除した場合、アップグレードしたWindowsに問題が見つかってもロールバック(復元)できなくなりますが、代わりにストレージが節約できます。
OneDriveにファイルを自動ストレージ容量節約
これもAppleがiCloudで実現している新機能で、必要なファイルだけをダウンロードして、ローカルストレージを有効活用する新機能だと思うんですが、今回試したSurfaceではチュートリアル通りにやっても設定できませんでした。
「Continue on PC」スマホの作業をパソコンに引き継ぐ
要するにiPhoneでいう「Handoff」みたいなのを目指した新機能です。スマホで作業中の内容をPCに引き継げます。設定 > 電話 > 電話の追加
からスマホをリンクできます。電話番号を要求されるので、格安SIMなのを電話番号なしで利用中の人は使えないのかな?と思ったんですが、普通にスマホ側で「Continue on PC」アプリをインストールしさえすれば電話番号は不要です。「Continue on PC」iPhoneとAndroidに対応しています。
実際に試したところiPhoneのSafariで開いているページをSurfaceのEdgeブラウザで開くことができました。写真や文書のやり取りで困ることが多いんですが、ファイルの受け渡しにはたいおうしていません。今後の改良に期待です。
Windows標準「フォト」アプリの新機能の使い方
Windows 10 Fall Creators Updateで標準のフォトアプリが進化。複数の写真を選択してテーマを適用するだけで、スライドショー動画が作成できます。
使い方はスライドショーにしたい複数写真を選択後、+
ボタンを押してこれを作品に追加する > 新しいビデオ
に追加するとビデオ編集画面に移ります。
写真の位置を入れ替えたり、再生する長さ、音楽(BGM)、動画の画面比率を変更可能、共有とエクスポート
で画質を選んで動画に変換、ローカルのファイルやソーシャルメディアに直接アップロードできる(はず)です。
実際に「オンラインでの共有に最適」なMサイズでYouTubeの直接アップロードを試したところ、見事にエラーが出て失敗したのでローカルファイルに落としてからブラウザ経由でアップロードしてみました↓
Edgeブラウザの新機能
全画面表示
Edgeブラウザに全画面表示が復活しました。キーボードショートカットのF11でも全画面表示できます。
タスクバーにお気に入りサイトを登録可能に
Edgeブラウザのメニュー「タスクバーにピン留め」で登録したWebサイトを、タスクバーから起動できるようになりました。
Webサイトのアクセス許可
Webサイトごとに位置情報やカメラ、Flashの許可・不許可を設定できるようになりました。
機能拡張
新しい機能というわけじゃありませんが、Edgeブラウザも機能拡張に対応しています。 Web広告を除去したり、Microsfot Transratorで開いているページをワンクリックで翻訳したりできます。 www.microsoft.com
Windows 10 Fall Creators Updateその他の新機能
手書き入力機能が強化されたり、フォントがモリサワ「UDデジタル教科書体」が標準搭載されたり、MR(VR)機能が強化されているそうです。2Dのペイントが無くなる!?という話もあったんですが、もともとインストールされているペイントが削除されたりはしていませんでした。
ソフトの動作確認・不具合報告
あまり多くのソフト・アプリをWindowsにインストールしてないんですがChrome、LINE、Visual Studio Code Editor、Affinity Photo、Affinity Designer、Simplenote、Kindleの正常動作を確認しています。
まとめ
Timeline(タイムライン)など大型新機能の開発の遅れで、Windows 10 Fall Creators Updateは地味めなアップデートになっています。
前回のCreators Updateでは夜間モードなどの機能をiPhoneからインスパイアしましたが、今回はHandsoffやiCloudの自動バックアップ機能がインスパイアしています。
フラットUIや画面の録画機能等を先に導入したWindowsも頑張っているんですが、iOSのトレンドを遅れてMacに落とし込む一連の流れが出来上がっているAppleに比べて、独自のモバイルプラットフォームを(事実上)持たないMicrosoftのハンデを感じます。
Handsoffのような機能について考えても「Windowsとスマホで同じアプリが使える」ことが前提となるので、マイクロソフトのiOS / Androidアプリの今後の拡充に期待です。
前回のWindows 10 Creators Updateのレビューはこちらの記事を御覧ください。 matagotch.hatenablog.com