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MacBook Air レビュー。性能/バッテリー/サイズ/重量バランスに優れたノートパソコン


新型13インチMacBook Air(マックブック・エアー)の購入レビューです。待望の高解像度液晶Retinaディスプレイと指紋認証機能「Touch ID」を搭載したAppleの新型ノートPCを評価します。

▼こちらの別記事にMacBookシリーズの違いを簡単にまとめて解説しています。合わせてご覧ください。 matagotch.hatenablog.com

[新型MacBook Air] 価格・仕様・スペック


2018年発売の新MacBook AirのCPUは1.6GHzの第8世代Intel Core i5、メモリは8G/16G、ストレージは128GB/256GB/512GB/1.5TBが選択可能。

MacBook Airの本体カラーはスペースグレーとシルバーに加えて、MacBook Proには無いゴールドも選択できます。


いずれのモデルも「Touch ID」 を電源ボタン上に備えていて、指紋認証によるログインが可能です。 新MacBook Airのモニタの大きさは13インチ、重さは1.25kgです。

f:id:matagotch:20181107145449p:plain 今回購入した、レビューに使っているMacBook Airは一番安いモデルのゴールドカラー。2018年購入時の価格は税込で145,584円でした。

[新型MacBook Air] 開封&外観チェック


付属品はUSB充電器とUSB type-Cのケーブルのみ。小型の30Wのアダプタです。


パネルを開くとセットアップ開始。

言われるがまま指示に従うだけで設定完了です。

何気に今回のMacBook Air最大のおすすめポイントは本体の”色”かもしれません。 2018年の新型MacBook Air はゴールドが選択可能。最近のゴールドカラーのiPadの背面やiPhoneのフチと同じ、ピンクがかった赤っぽいゴールドです。


日本人女性に似合う肌色を血色良く見せるカラーで、銅っぽい色味でもあるので、男性でも似合う人は似合うと思います。


ボディ全体が再生可能な金属で覆われていることにより、特にゴールドは「貴金属」を手にしているような所有欲を満たしてくれます。


液晶画面下のMacBook Airのロゴもゴールドおしゃれ。

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もれなく伝説の黄金の林檎「ゴールデンアップル」シールが付属します。


大きさもMacBook Pro 13インチと寸分違わず同じです。横から見たときにMacBook Airを特徴付ける楔形をしていて、パームレストが薄くなっています。手に持ったとき、実際よりも軽く感じる形状。タイピング中は手前が傾斜していて、使用中もスペック以上に”薄い”印象を受けます。

久しぶりに触れたMacBook Airの楔形のボディは「そうそう、この形!」と懐かしく感じさせるだけでなく、ちょっと使うだけで何の違和感なく手と体に馴染んできて、いかにMacBook Airの形が優れていたかということも再認識させられました。

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電源とUSB周辺機器兼用のUSB-C端子は左側面に2つ。右側面には従来のオーディオ端子が1つだけ付いています。

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底面です。裏側とかもそうなんですが、液晶画面やキーボードが変わっても、見たところ触ったところ節々にMacBook Airの名残?を感じます。

[新型MacBook Air] 使ってみた感想


最新のと比べるとどうかわかりませんが、2年前のMacBook Proと比べるとキーボードの打ち心地がかなり良くなってます。上質なキーボードに感じる「コトコト」と上質な音がなる鳴る感じ。


タッチバーなしMacBook Pro 13とのカタログ上の重量差はさほど大きなものではありませんが、新型MacBook Airは省電力化により電源アダプター自体も小型軽量化したのが大きい!

新MacBook Airは1.25kg、MacBook Pro 13の1.37kgとの本体重量の違いは120g程度ですが、楔形のボディ形状と合間って手にしたとき確かに「軽い」印象を受けます。本体重量だけでなく、MacBook Air付属30W USB-C充電アダプタの重さは実測107g、MacBook Pro 13付属の61Wアダプタは195gということで、アダプタの重量差だけでも88g。本体とアダプタを合わせた重量差は208gにもなります。ケースやなんかの違いも合わせると、実際に持ち歩くときのバッグの中身はそれ以上にずっと軽くなるはずです。

MacBook Proの大きいアダプタは正直、持ち歩きたく無いので、ココは嬉しいところ。


バッテリーの持続時間が若干伸びたことによりアダプタ自体も日常生活においては持ち出す必要もないので、実質的なカバンの重さはMacBook Proに比べだいぶ軽くなります。

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待望の高解像度Retinaディスプレイも「わぁーすごい綺麗!」と驚くより「やっと対応したか」という感じ。今やスマホやタブレット、MacBook等、ほかのラップトップPCで見慣れたディスプレイです。

新型MacBook Airの1.25kgという重量も、バタフライ構造の薄いキーボードも何もかも「普通」という印象を受けるんですが、これはアップルという世界有数の巨大企業が長年かけて成功や失敗を繰り返し苦心したものの中から、”一番確かで正解だったもの”を選りすぐって全部載せしてきた結果だと思えば、ちょっとした値段の高さは納得できる気がしないでもありません。

新MacBook Airに感じる「普通さ」は、アップルが培った「信頼」「信用」と言い換えることもでき、そこに価値を見出す人にはオススメのノートパソコン。

一つ一つ飛び抜けた要素はないもののパフォーマンスやバッテリー持続時間、薄型化、軽量化のバランスが良く、総合点で不満の少ないコンピュータに仕上がっています。

新陳代謝の激しいIT機器の世界において、MacBook Airの時代を超えた定番デザインはノートPCの「無印良品」。 細かい性能や仕様・スペックの違いにこだわりのない一般的なPCユーザーに"とりあえずオススメ"のパソコンです。

[新型MacBook Air] ベンチマーク

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Geekbench 4のCPUスコアです。その他のMacBookのベンチマーク比較はコチラ。省電力版のデュアルコアIntel Core i5を採用しているとのことで気になるパフォーマンスについては、長く使ってみないとわかりませんが、ベンチマークを見るとだいたい2,3年前のデュアルコアCPUと同じくらいの性能……より少し低い?(笑)な気がします。 現行の12インチのMacBookよりは速く、MacBook Pro 13の一番安いモデルよりも遅いくらいかなと思います。

Macユーザーが多いWeb系の制作会社とかで、デザイナーやエンジニア以外の人が使うのに良さそうなパフォーマンス。自分がソフトウェア開発等の仕事にも現役で使っている2014年発売のデュアルコアCore i5のMacBook Pro 13よりは全然早いので、個人的には問題ない性能です。

それでも動画編集後の書き出し時間であったり、プログラミング時の重たいビルド作業をなるべく軽くしたい人にはMacBook Proがオススメです。

新型MacBook Airの良いところ

奇をてらわない普通の汎用ノートパソコン

今回、発表されたMac Mini や MacBook Air、iPadPro などの新製品が割と評判が良かった理由は奇をてらわない、ユーザーの期待にに答える「普通の進化」を遂げた点にあると思います。

中でも12インチのMacBook ほど華奢で窮屈なわけでも性能が悪いわけでもなく、軽量でバッテリの持ちが良く、指紋認証ボタン「TouchID」を備えた新型MacBook Airはアップル製品の中で最もベーシックでスタンダードなモデル。iPad Proシリーズほどきらびやかな先端技術は身にまとっていませんが、何でもできる堅牢で信頼性の高い汎用パソコンです。

軽量化とバッテリー持続時間

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MacBook Airのバッテリーの持続時間はカタログ上、アップル製品の中でも最長クラスの12時間。12インチのMacBookやMacBook Pro 13・15、iPad Proの10時間を超える、驚きのバッテリ持続時間を誇ります。

ただしこれらの数値はカタログ上の仕様であって、実際に行う作業の負荷などによって差がでると思います。

個人的な印象だとiPad / iPad Proの方がバッテリーが断然長持ちな感じがしていたので仕様・スペックを見て驚いたんですが、その理由はおそらくiPadの用途が軽い作業に限定されるためと思われます。

MacBookのほうが高度で複雑な処理を行えるのでバッテリーの持続時間も短くなるぶん、MacBookの方が作業効率がぜんぜん良いという感じです。

音声入力とキーボード入力の融合。最強の入力マシン


あくまで自分限定の話で、なおかつMacBook Air に限った話ではありませんが、アップルの新製品の中でも一番注目されているiPad ProをスルーしてMacBook Airを選んだ理由は最近、MacOSの音声入力の便利さに気づいた点があります。

音声入力は決してスマホの特権ではなく、むしろ「音声入力を中心としたテキスト入力がしやすい」というのはMacOSの強みで、Googleほどじゃないけど認識精度も十分だし、音声入力をしながらキーボードも同時に使え、声で記号や句読点も入れられて、オフラインでも動作可能。標準機能だからどのソフトでもFnキーを2通しするだけで使えます。古いiPhoneの3極ヘッドフォンがあればマイクに使えて、滑舌も良くなるのでオススメです(笑)。

そもそもiOSはコピペひとつとっても長押しが使いづらく、大量のテキスト処理に向きません。 ハード的にはiPad Proのキーボードカバーの打ち心地が大好きなんですが、日本語入力ソフト自体がずっと不安定だったので、新機種が出ても買い換えようという気分には至りませんでした。やはりiPadはいくらハードが進化したとはいえ、ソフトの制限がネックになって思う通り使えないのがストレスに感じる時があります。

音声入力の話は一例として、使い方の幅が広い汎用性の高さがMacBook Airのメリットです。

新MacBook Airはこんな人におすすめ

新型MacBook Airは学生から社会人まで、パソコンを使い慣れた全世代のあらゆる職業の方におすすめの、お求めやすい15万円前後(2018年11月時点)のベーシックなノートPC。

ブロガーや記者、ライター、学生、個人事業主/フリーランス、Web制作会社の一般職・管理職、(重たい数値計算やビルド時間にかからない)Web系の開発者・エンジニアといった幅広い職業の方々におすすめのマシンです。

新型MacBook Airと他機種を比較

iPad ProとMacBook(Air,Pro)の違いを比較

MacBook AirとiPad Proはまさしく正反対の「保守」と「革新」の極致に位置するコンピュータ。Retina液晶画面になり、端子類がUSB-Cだけになったとはいえ、「ラップトップ」「ノートパソコン」という形態自体がもはや「全身レガシーデバイス」といった感。

ただしiOS(=iPhone、iPad)でも大抵のことはできるとはいえ、オフィス系ソフトは完成度が低いので事務処理やプログラミング・計算科学ではMacBook、イラスト制作や写真・動画編集といったクリエイティブ用途ではiPad Pro、という住み分けになると思います。

iPad Proは「クリエイティブ」なイメージがありますが、実際にiPad Proを最大限に活用できるのはフォトグラファーかイラストレーターくらいだと思います。 matagotch.hatenablog.com matagotch.hatenablog.com matagotch.hatenablog.com

新型MacBook AirとMacBook Pro(13インチ、15インチ)の違いを比較


MacBook ProとMacBook Airは「性能」と「軽さとバッテリー」「カスタマイズ性」「デザイン」が大きく違います。

新型MacBook AirのCPUはパフォーマンスより消費電力が少ないYシリーズの第8世代Core i5、対してMacBook Proはパフォーマンスを優先したCPUを採用しています。

外出で持ち歩くことが多く、仕事では執筆作業や事務処理、プライベートでネットサーフィンや動画視聴くらいの用途であればMacBook Airがおすすめ、バッテリ持ちや携帯性よりもパフォーマンスを優先したければMacBook Proがおすすめです。

とはいえMacBook Airと価格差の少ない、タッチバーなしのMacBook Pro 13の下位モデルと比べると……自分なら(文字通りタッチIDの差で)MacBook Airを選ぶかなという感じです。

その他、USB端子の数の違いも重要。MacBook Proには左右に4つのUSB-C端子があるので、十分な数があるというだけでなく、アダプタやUSB周辺機器を左右どちらからも接続できるのが便利です。

12インチのMacBookのUSB-C端子は一つだけ。MacBookのUSB端子は充電にも使うので、1つしかないのは結構不便です。

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MacBook Airは左側にUSB-C端子が2つ。充電用と周辺機器用ということで"ちょうど良い"数。

そして何気に一番大きな違いとして、MacBook AirにはMacBook Proにはないゴールドカラーがあること。それからMacBook Airの薄さに慣れてしまうと、MacBook Proが分厚くて野暮ったく見えてしまいます。iPhoneやiPadをゴールドで統一していて、パフォーマンスは最優先事項ではない方にはMacBook Airがおすすめです。

▼こちらの別記事にMacBookシリーズの違いをまとめて解説しています。 matagotch.hatenablog.com

Surface(Windows)とMacBook Air,Proの違いを比較

最近はMacもWindowsも違いがなくなってきているので、(細かいところだとiOSアプリの開発者はMacBookに縛られますが)基本的には好きな方を選ぶと良いと思います。ハードとソフトの信頼性はMacBookが上と思いますが、タブレットとしても使えるSurfaceのタッチパネルは便利。 matagotch.hatenablog.com

[新型MacBook Air] 評価まとめ


2018年発売の新型MacBook Airはなかなかカタログ値には現れない、実際手にして使ったときに差が出るプロダクトと感じました。MacBook Airを特徴付ける楔形のボディは手に持ったとき手触りやタイピング時の肌触りも良く、スペック/仕様上は無視される”形状”一つとっても十分な付加価値を感じられます。

普通に仕様上のパフォーマンスを最優先で考える方にはMacBook Pro 13がおすすめです。軽さやバッテリー持続時間は大きな違いはありませんが、文字編集や表計算などの事務作業、画像処理、動画視聴、Webブラウズ等の一般的な用途であればMacBook Airの性能でも問題ないと思われます。指紋認証がある分だけMacBook Airの方が便利かもしれません。

今回発表された新製品の中では、iPad Proがいちばんの注目を集めていますが、テキスト処理や表計算ソフト、複数ファイルの扱い、並列処理といった業務用途にはMacBook Airの方が確実。ゴージャスなゴールドカラーの存在もアクセサリやiPhone・iPadを金色で統一している女性には嬉しいと思います。

「待望のRetina化!」という触れ込みのMacBook AirはMacBook Pro最下位モデルとスペック・仕様上の違いが少なく、Touch Bar、Touch ID、CPUとかの選択肢を一方的に制限して差別化を図っているだけなので、正直、アップルはもう新しいアイデアはネタ切れで、世間もノートパソコンに革新性は求めていないので、目を引くため苦し紛れに古い「MacBook Air」ブランドを担ぎ出してきた印象も一見すると受けないでもありません。

ただし2018年発売の新型MacBook Airは「特徴がないところが特徴」で、それこそユーザーが求めていたラップトップの形。12インチのMacBookほど華奢でも窮屈でもなく、13インチのMacBook Proほど重くもなく、指紋認証もついていて、あくまで「普通であること」が新型MacBook Airの特徴です。 さらにMacBook Air最大のウリである「軽さ」や「薄さ」「バッテリーの持ち」はスペック上の数値だけでは測り難く、トータルで見るとバランスの良い完成度の高い、堅牢で信頼性の高いノートパソコンに仕上がっています。

普通のノートPCにしては値段も若干高く、「普通であること」が付加価値になっているというのも不思議ですが、今もしMacBookをどれかひとつ選べと言われればコスパの面からもとりあえずMacBook Airを買うだろうと思います。

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