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Textasticを超えたiPad用テキストエディタ「GoCoEdit」で快適プログラミング

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iPad向けのプログラミング用テキストエディタ「GoCoEdit」アプリの紹介です。 「Sublime TextのiPad版」とも言うべきGoCoEditと、iPad Pro・Smart Keyboardの組み合わせてラップトップ並みに快適にコーディングできます。

GoCoEdit - Code & Text Editor for DROPBOX FTP SFTP

GoCoEdit - Code & Text Editor for DROPBOX FTP SFTP

  • Christoph Gogolin
  • 仕事効率化
  • ¥840

目次

GoCoEditの使い方

GoCoEdit自体はコンパイラが内蔵されていない純粋なコードエディタなので、基本的にAmazonのAWS・EC2やMicrosoft Azure、Google Cloudなどのクラウド上に構築した開発環境にリモート接続しながら開発します。 具体的には、GoCoEditからSFTP経由でファイルを編集しつつ、GoCoEdit内蔵のシェルでコードを実行(もしくはサーバ側でファイルの変更を監視)・ウェブアプリなら内蔵ブラウザかSafariで確認、という流れになります。

もちろん普通にエディタとしてiPadローカルのHTMLやJavascriptを編集・確認することもできます。

GoCoEditは840円(2017年6月購入時)の有料アプリです。 gocoedit.com

基本機能

多くの言語のシンタックスハイライト対応


html、css、javascript、es6、php、ruby、rust、python、go、coffeescript、xml、markdown、lua、jade、java、c、c++、scala、swift、c#、shell、perl、asp / vb.net、r、sql、erlang、plist、rss、arduino、fortran、mathematica、dart、puppet、nginx、apache、jsx、typescript、latex/stex、objective-cなど多くの言語の編集に対応しています。

タブ、クイックファイルオープン、コード補完、スニペットなどの基本機能も充実


タブで複数ファイルの同時オープン、ファイル名を入力してのクイックオープン機能、シンタックスハイライト、オートコンプリート、行番号表示や折り返し、タブサイズ、オートインデントなどプログラミングエディタに必要な機能はすべて備えています。

超高速動作

ふだんMacbook Pro 13で(Sublime Textほど軽くない)Atomエディタをメイン利用しているせいか、iPad Pro 10.5上のGoCoEditの方がサクサクに感じます。

Markdown対応?


MarkdownからHTMLへの変換と書き出しに対応してるんですが、残念ながら内蔵プレビューで日本語が文字化けします。HTMLのエクスポートもできませんでした。

(ちょっと微妙な)SSH対応シェルを内蔵


GoCoEditはシェルを内蔵しています。ブラウザのシェルと違って、Control・Commandキーもちゃんと効きますが、自分の開発環境ではvimとかは動きませんでした。コマンドやタスクの実行にはつかえます。

ブラウザからもターミナル/コンソールにアクセスできるサービスも多いですが、CommandやControlなどの組み合わせキーが効かなかったり、他のアプリを利用している間に接続が切れたりしますが、GoCoEditの内蔵mini shellだとバックグラウンドでも安定しています。 ですが、自分の環境だとvimとかはちゃんと動きませんでした。単純なコマンドやタスクの実行くらいには使えるレベルです。

Cmd + .でシェルを簡単に出し入れできるので、クラウドの開発環境とシームレスに行き来しながらコーディング出来ます。

日本語対応?


日本語の変換候補の表示がインラインではなく、画面右上に現れますが実用上問題ありません。むしろインラインで表示されるより快適な気がします。 あと気づいたところ、マークダウンのプレビューが日本語非対応です。

もちろんiPhoneも対応


ユニバーサルiOSアプリなのでiPhoneでもつかえます。

対応ファイルシステム

FTP・SFTP対応


GoCoEditはユーザー名・パスワード形式の認証ほか、キーペアの秘密鍵(.pem)を指定してのSSHのFTPファイル転送にも対応しています。 ネットワーク越しの編集だと速度が気になりますが、ローカルファイルとほとんど変わらない感覚で扱えます(通信速度やファイルサイズに依存)。

iCloud、Dropbox、OneDrive、Google Drive対応

iOSで利用していれば、iCloudはGoCoEditから設定不要で最初から使えるほか、他社のクラウドストレージにも対応しています。

「Working Copy」連携でgitにも対応


Textasticと同様に、別アプリの「Working Copy」と連携してgitにも対応。 リポジトリの設定をWorking Copyでおこない、GoCoEditの左ファイルパネルLOCAL > Open from..から「Working Copy」を選ぶだけで、GitHubやBitBucketなどのgitリポジトリにpull / pushできます。 git init、remote、clone、fetch、merge、checkout、commit、push、logなどの基本コマンドは一通りつかえます。

Working Copy - Powerful Git client

Working Copy - Powerful Git client

  • Anders Borum
  • 仕事効率化
  • 無料

Zipアーカイブも解凍可能


ネットで見かけたコードがzipに保存されていても大丈夫です。

プレビュー機能

GoCoEditは内蔵のブラウザで、作成中のサイトを確認できます。

Splitビュー対応


内蔵ブラウザでWebサイトやHTMLをプレビューできるんですが、SplitビューでSafariを見ながら開発するさらにといい感じです(Webインスペクターがないのでデバッグはできませんが…)。Cmd + Pによるプレビュー機能の挙動もカスタマイズ可能で、内蔵のビューアだけでなくSafariに割り当てることもできます。

ライブリロードにも対応

さらに、ローカルファイルはLiveリロードにも対応。GoCoEdit上でファイルを保存するだけで、Split ViewのSafariが自動でリロードされるので、HTML・CSSの編集にもおすすめできます。

キーボード

Sublime Textを意識したショートカットキー


ショートカットキーがCmd + Pでプレビュー、Cmd + Oでファイル名の入力によるクイックオープン、Cmd + Gで関数名(シンボル)移動、Cmd + 数字でタブの切り替えなど、Sublime TextAtomなど最近のエディタのトレンドにのっとったキーバインドがいい感じ。

Bluetoothキーボード、iPad ProのSmart Keyboard対応

もちろん各種モバイルキーボードに正式対応しています。 この記事はiPad Pro 10.5とApple純正Smart Keyboardで動作確認しています。

記号が入力しやすいスクリーンキーボード


モバイルキーボードの中には記号が入力しづらいものもありますが、GoCoEditは画面下のスクリーンキーボードからコーディングに多用する記号が入力できるようになっています。 意外とハードウェアキーボードがいらないんじゃないかと感じるくらい完成度の高いスクリーンキーボードです。

このスクリーンキーボードがカスタマイズできるようになったら、Macbookのタッチバーより便利になりそうです。

他アプリと比較

Textastic Code Editor 6と比較して優れているところ・負けているところ


GoCoEditは複数ファイルを同時に開いてタブ操作できるほか、ファイルのクイック検索やシンボル移動キーなどモダンなプログラミング用テキストエディタの必須条件を備えています。 しかもGoCoEditはシェル機能も内蔵していて安価。Textasticはシェルを内蔵していないので、Prompt 2などのターミナルアプリを別途購入する必要があります。

Macのテキストエディタに例えるなら、Textasticはかつて一斉を風靡した、旧世代のTextmateエディタ世代臭のするiPadエディタで、GoCoEditは最新のSublime Text世代のエディタ。 iPadのテキストエディタも世代交代すべき時期です。

ほとんどの部分でTextasticを凌駕するGoCoEditですが、最大の弱点は知名度です。売れない=メンテされないのパターンが心配です。 あとは日本語のインライン入力に対応していないところ、Markdownプレビューが日本語表示に対応していないところが気になりました。

Textastic Code Editor 6

Textastic Code Editor 6

  • Alexander Blach
  • 仕事効率化
  • ¥1,200

Codaと比較して優っているところ・劣っているところ


PanicのCodaはどちらかというとプログラミング向けコードエディタというよりWebサイトのオーサリングツールといった感じで、Webサイトのコーディングに向いています。 GoCoEditより安定したシェルを内蔵していて、日本語も完璧に対応、内蔵ブラウザにはデバッガもついてて、値段も(自分の購入時)3,000円とGoCoEditより高めです。

全体的なアプリの完成度はCodaの方が高いんですが、ファイルなど基本操作の使い勝手がGoCoEditの方がプログラミング向きかなと思います。

Coda

Coda

  • Panic, Inc.
  • 仕事効率化
  • ¥3,000

まとめ的な感想。GoCoEditは「iPad版Sublime Text」


GoCoEditを一言で形容するなら「iPad版Sublime Text」が最も近いアプリ。

せっかくiPad Pro 10.5を購入したので、iPadのプログラミング系アプリを軒並み試しているところですが、GoCoEditとiPad Pro・Smart Keyboardの組み合わせがあまりに快適で、普通に開発できていてビックリ。 「もうこれでいいじゃん」って感じです。

クラウド環境での開発アプリというと先行者のIDE「Codeanywhere」がいるんですが、最近はメンテナンスされていない感もあり、おかしな挙動も多々見られたのでスルーしました。 以前ChromebookでクラウドIDEにハマったときはそれなりに無理をして開発してたんですが、GoCoEditはあまりに普通に使えるエディタすぎて、iPad Pro 10.5とSmart Keyboardですごく自然に開発できます。

GoCoEditもじゅうぶん実用レベルに達していますが、もしAtomやSublime Textの純正iPadアプリがでたらウェブアプリの開発にラップトップは不要になるのでは?という夢を見させてくれる、素晴らしいアプリでした。

GoCoEdit - Code & Text Editor for DROPBOX FTP SFTP

GoCoEdit - Code & Text Editor for DROPBOX FTP SFTP

  • Christoph Gogolin
  • 仕事効率化
  • ¥840