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GRISレビュー(スイッチ/Steam) 突出した映像美を誇る、手書きイラスト風グラフィックのアドベンチャーゲーム

GRISオープニング画面 Nintendo Switch、Steam(PC、Windows)でNomada Studioが配信中のインディーゲーム『GRIS』の評価レビューです。手書きのインク画・水彩画風のグラフィックが驚くほど綺麗で美しく、環境音楽も絶妙にマッチしたアート好きの方におすすめのアドベンチャーゲームです。

ec.nintendo.comstore.steampowered.com

『GRIS(Switch/Steam)』レビュー目次

『GRIS(Switch/Steam)』プレイ感想


GRIS - Reveal Trailer

クリアには3時間ほどかかるゲームで、動画の先も美しいグラフィック満載(画面に見とれていると、もっと時間がかかるかもしれません)。今まで自分が遊んだ中でも屈指の映像美を誇るゲームです。

GRISアニメ オープニングの短いけど印象的なアニメーション。

GRISスタート

GRISスタート アニメが終わると、主人公は左右に移動とジャンプできるようになります。

GRISストーリー
『GRIS』のゲームシステムは2Dサイドビュー視点のパズル要素の強いアクションアドベンチャーゲーム。敵と戦って死んだりする要素はありません。象徴的なモチーフはたまに現れるものの意味は希薄で、物語は声を失った少女の精神的な旅、みたいな感じです。

GRISの建物
『GRIS』の最大の魅力はなんと言っても水彩風の色彩で彩られたカッチリした描線の、独特の幾何学的グラフィック。

漫画(アニメ)の『宝石の国』を思わせるどことなく鉱物的な雰囲気を持った世界にあっという間に引き込まれます。 この手書きのイラストのようなマップを絵本に当てはめると、一体どれくらいの広さや大きさ、何ページくらいになるんだろう……と想像してみると、1780円という価格は決して高くありません(2018年12月時点)。

GRISフィールド
ゲーム的には次第に増えてくる特殊なスキルを駆使して解くパズル要素が強いアドベンチャーゲームで、シビアなタイミングや反射神経を要求される、アクション要素の高いプラットフォーマー(マリオのようなジャンプアクションゲーム)ではありません。

パズルといっても難易度は高くなく、とはいえ単調さもなく、ちゃんとフィールドを見て考えてからでないと解けない感じの、ゲームの進行を妨げないけど適度な手応えです。理不尽なパズルも(ほとんど)なく、ゲームを先に進める適度なモチベーションを与えてくれます。美しいゲームの世界に没入して、ちょうどいいギミックの一つとして機能しています。

GRISアクション 『GRIS』のどのパズルも世界観にマッチするユニークなデザインで、どのシーンも一枚の「絵」として完成しているので、ついつい画面に見とれてしまいます。次のステージが見たくなるのと、適度な難易度のパズルが相まって最後まで飽きずに一気にプレイしてしまいました。

GRISスクリーンショット 強いてアラ探しをすれば、最初は前景と背景の違いが若干わかりにくく、プレイヤーが登れる足場やアイテムと画面の装飾との区別がつかなくて苦労したことがありました。 これも最初に一度くらい躓いただけで、そういうものだと知ってしまえばスムーズに進行できます。

同じSwitchのダウンロードソフトから比較すると同じ横スクロールのアクションアドベンチャーゲーム『Planet Alpha』と好対象で、どちらも美しい幻想的な世界が魅力で、『Planet Alpha』が3Dグラフィックで表現しているのに対し、『Gris』は手書きのドローイングや水彩画のようなタッチで表現しています。 前者のプレイ感は長く単調な感じですが、『gris』のゲーム内容はギュッとコンパクトにまとまっています。

GRISスクリーンショット

GRIS画面
『GRIS』はいわゆる”雰囲気ゲーム”で済まされがちな映像メインの作品ですが、実験的なアニメや映画、絵本などのビジュアルアート作品に類するような、ゲームとしては突出した映像クオリティと独自のセンスを持った作品です。ゲーム好きの方だけでなく、デジタルアート好きにもおすすめです。

『GRIS(Switch/Steam)』評価まとめ

正直なところ、プレイ前の『GRIS』印象は良くはなく「女の子の顔をキービジュアルに据えるようなコンテンツはゲームであれ漫画であれ可愛い女の子が描きたいだけの基本的に中身がスカスカの駄作」くらいに思って警戒してたんですが、そんな事前イメージは『GRIS』プレイ開始数分後すぐにも(良い方に)覆されました。

『GRIS』はアンビエントな落ち着いた音楽と、手書きのインク画/水彩画風の完全にオリジナルなグラフィックの世界観を持った作品です。 ゲーム性は高くないものの、どのパズルも決して手抜きではなく、バラエティに富んだステージ構成や演出でプレイヤーを最後まで飽きさせません。

3時間程度でクリアできる内容はやりこみ要素の強いSwitchやSteamのインディーゲームと比べて物足りないかもしれませんが、絵本や映画の値段と比較すれば、納得できるユニークな内容に仕上がっています。ゲームをしない人にも知ってほしい、アート好きの方におすすめのゲームです。

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