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Dead Cells評価レビュー[Switch] ローグライク+メトロイドヴァニア=ローグヴァニア?な2Dアクションゲーム

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スイッチ/PS4/Steamで発売中のダウンロードソフト『Dead Cells(デッドセルズ)』の評価・感想レビュー記事です。 ランダム生成されるマップを繰り返し挑戦する「ローグライク」と、探索型2Dサイドビューアクション「メトロイドヴァニア」を組み合わせた新ジャンル「ローグヴァニア」を名乗る、口コミ評価・評判も高いインディーゲームを紹介します。 ec.nintendo.com

【関連記事】デッドセルズと同ジャンルの"ローグライクゲーム"のおすすめソフトを▼別記事で紹介しています。 matagotch.hatenablog.com

目次

『Dead Cells』紹介

『Dead Cells』は自動生成されるランダムマップのダンジョンの先を目指し、死んだら装備を全部失って一からやり直しになる、いわゆる“ローグライク”と言われるシステムの2Dアクションゲームです。

ローグライクとはいっても、近年では「ローグライト」と呼ばれる、若干の成長要素を残すゲームシステムで、『Dead Cells』でも、能力やアイテムをアンロックすることで、回復ポーションの数を増やせたり、初期装備アイテムを強化できたり、ある程度ゴールドを持ち越したりできます。

アクション部分はロールによる回避や盾によるガード、パリィが可能になっており、公式的にも『ダークソウル』に影響を受けたことを明言しています。ただしアクションの難易度としては本家に比べてかなり親切かつ容易。

Nintendo Switch版『Dead Cells』の操作方法は、コントローラーのXYにメイン攻撃を2種類、ZLZRに特殊なスキルを2種類セット可能。 この武器の組み合わせが、攻略に向けた工夫のしどころ。アイテム収集が楽しいゲームに仕上がっています。

『Dead Cells』プレイしてみた感想

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処刑されて一度は命を失ったはずが、スライム状態の生物に寄生され、死なない体を手に入れた戦士が主人公。『Dead Cells』の開発元はフランスの会社ということで、以前レビューした『Furi』と世界観やセンスが似ている感じがします。

matagotch.hatenablog.com

ローグライクゲームの「死んだら復活する」不条理なシステムに、物語上のちゃんとした理由付けをしています。

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初期装備は剣のほか、弓か盾を装備可能。

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弓を選ぶと通常の剣による攻撃の他に、遠距離攻撃が可能。矢は消費アイテムではなく、弾数制限こそありますが、敵を倒すと刺さった矢が自動で回収される仕組み。

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盾ならガード。

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敵は攻撃してくるタイミングで、頭に(感嘆符)が出る親切設計。敵の攻撃にあわせて盾でガードするとパリィ。スタンさせるなどの、補助的な攻撃ができます。

盾が無くても、Aボタンでロール回避できます。

ダンジョン内では”ゴールド“と“セル”が手に入ります。 ゴールドはダンジョン内でだけ使用可能(強化するとある程度持ち越せる)で、セルはより貴重で、恒久的なプレイヤーの成長に利用します。

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マリオっぽい画面。プレイを繰り返すとフィールドの構成要素がちょっとづつ変化していて、新しいスキルを覚えないと行けない道とかもあったりして、飽きさせない工夫が見られます。

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壁を壊すとアイテムが隠れてたりするところ、「悪魔上ドラキュラ」オマージュを感じます。

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装備アイテムは商人から買ったり、

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宝箱からもゲット可能。

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『Dead Cells』のダンジョン内で時折見つけるアイテムでメイン武器かスキル、体力をアップグレードできます。 合わせて、同じカラーの武器が強化される方式。

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ダンジョン内で主人公を強化できる要素はアイテムを入手するか、ステータスをアップするかのどちらか。装備アイテムはX YZL ZRに割り当てる4種類しか装備できないため、新しい武器を見つけるとどれを残すか非常に迷います。

一応、敵を倒すとゴールドとかセルは落としますが、敵をスルーしてもOK。かなりスピーディーな探索が可能です。

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『Dead Cells』のダンジョン内にはコンビニか自販機並みにワープポイントがあり、移動移動で疲れさせない配慮がされています。

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f:id:matagotch:20180812194356j:plain ローグライクゲームというと、敵が弱い序盤にダンジョン内をくまなく回って装備を充実させないといけないのが次第に面倒に感じるんですが、『Dead Cells』はスピードプレイにも配慮。

早くステージクリアしたプレーヤー向けの、制限時間付きボーナスエリアがあり、ローグライク的に全フロアを踏破して主人公を強化するプレイスタイルと、攻略スピード重視のプレイスタイルの両方の遊び方が楽しめるようにできています。

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ダンジョンの出口を発見するとステージクリア。

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ステージとステージの間は休憩エリアです。 ダンジョン内で手に入れた”セル”を消費して、ゲームをより優位に進める機能をアンロックできます。 “セル”を使って手に入れた能力は死んでも失われません。

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解放できる能力の種類は“回復ポーションの数を増やす”であったり、“死んでも一定数のゴールドを持ち越せるようにする“、”初期装備の武器をランダムでゲット”みたいなものです。

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他にも、ダンジョン内で入手可能なアイテムの種類を増やしたりもできます。 一度アンロックしたアイテムは消去できないので、役に立つアイテムだけをアンロックした方がゲームを有利に進められるんですが……アイテムの効果は使って見ないとわからないので如何ともしがたいところ。楽したい方は攻略サイトを調べましょう。

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ご褒美としてメイン武器、スキル、生命力も一つだけ強化。

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次のステージに行く前に、必ずポーションとHPがフル回復される、ローグライクゲームとしてはかなりの親切設計。

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『Dead Cells』はザコ敵も個性派ぞろい。バリアで防御されてる敵は、先に司令塔を倒さないとダメージを与えられません。

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HPが0になるとスタート地点に逆戻り。ダンジョン内で得たアイテムやゴールドは失われます。

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ゲームを続けると、ゴールドを持ち越せるようにもできます。この辺の引き継ぎ要素なども、近年、"ローグライク"ならぬ”ローグライト”という言葉が生まれた所以。

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ダンジョン内で一度見たアイテムはスタート地点でコレクションされます。美しい画面。

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2度目以降、ダンジョン内の景色や構成要素が若干変わってきます。似たようなステージを繰り返すローグライクでは嬉しいシステムです。腕に自身が出てくるとセル収集も捗るので、新しいアイテムも次々アンロックできて、中毒性が高まります。

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物語はゲーム内のNPCとの会話やメモ書きなどのフレーバーテキストを通じて徐々に明らかになる形。

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「メトロイドヴァニア」というほど探索感は強く無いゲームですが、新しく手に入れたスキルで新しく行けるところがあったりするのは、メトロイドヴァニアっぽい感じがしました。

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『Dead Cells』のダンジョンの奥には当然、強力なボスが登場。せっかくいろいろバランスが良いゲームなのに、ボスがかなり堅いのが難点だなと感じたんですが……多彩な武器が魅力のゲームなので、そこも工夫のしどころだと思います。

スイッチのメトロイドヴァニア比較

"2D版ダークソウル”と言うと、最近スイッチでも発売された『Salt And Sanctuary』が同じコンセプトのインディーゲームで、よりダークソウルに近いマニアックな感じ。 『Hollow Knight』もシステム上は似ていて、ビジュアル的にもプレイ感覚的にもよりマス向けに完成されたゲーム。 『Dandara』は壁ジャンプでしか移動できないユニークなシステムがウリ。 『Axiom Verge』や『スチームワールドディグ1、2』が続く…といった感じです。

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『Dead Cells』評価まとめ

名作揃いのスイッチのメトロイドヴァニアに、また新たな秀作が加わった形。 『Dead Cells』は操作感が良く、アイテム収集の楽しみもあり、アクションゲームとしてツボを押さえた作りになっているなと思いました。

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