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Switch『Flinthook』レビュー。スイッチの携帯モードと相性抜群なランダムマップの2Dアクションゲーム

ニンテンドー・スイッチの『Flinthook(フリントフック)』はダウンロード専売インディーズゲーム。かわいいキャラクターと、爽快な操作性、やりこみ要素満載の良質なローグライクのプラットフォーマー(=マリオのようなジャンプアクション)アクションゲームです。

ec.nintendo.com

ゲーム紹介

Flinthook Nintendo Switch Trailer

『Flinthook』はランダムマップのサイドビューアクションゲーム。動作の慣性や、射程とかのアクションゲームとしての操作感は、『ロックマン』シリーズをベースに想像してもらうとわかりやすく、そこにフック(=ワイヤーアクション)や壁ジャンプといった独自機能が加わって、同シリーズよりも自由度の高いアクションが楽しめるようになっています。

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『Flinthook』を、一言で表すと「無限に遊べるロックマン」。 2Dサイドビューのランダムマップ上を、コントローラーを握っているだけでも楽しい操作方法で自由に移動できる、アクションゲーム好きにはたまらないゲームです。

遊んでみた感想

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ストーリーはあって無きような純度の高いアクションゲームで、『月光仮面』みたいなダサ味のある主人公の賞金稼ぎが、賞金首の海賊の宇宙船に乗り込んでお宝を奪っていくお話。 ゲーム内容を大まかに分類すると「ローグライク」ダンジョンゲームに、アクションゲームを組み合わせた感じ。

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各ダンジョン(=敵海賊の小さい宇宙船)を指定回数か襲撃して、ボスの賞金首の居場所を探し、賞金首を倒すとストーリークリア、となります。

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ダンジョンはランダムマップで、画面右上に全体のミニマップが表示されています。

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『Flinthook』のアクションを特徴づけるのは「フック」による高速移動と、「クロノベルト」によるスローモーション。 画面内の金色の輪っかに、ジョイコンのZRトリガーでフックを引っ掛けることで画面内を上下左右に移動できます。カベジャンブ機能と合わせて、かなり自由自在なアクションが可能。Bボタンでジャンプ、Yで銃による攻撃、Xで爆弾のようなサブ攻撃ができます。

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『Flinthook』もう一つの独自機能はZLトリガーによる「クロノベルト」。敵の動きをスローモーションにできるので、弾除けや、微妙な操作を要求されるアクションで有効活用できますが、中にはスローモーション中でしか通過できないトラップもあります。

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当記事の静止画のスクリーンキャプチャだけをみると、もしかして手抜きのB級感をうっすら感じ取るかもしれませんが、アクションがヌルヌル動く実際のプレイ画面は、静止画像で見るよりもずっと見栄えする凝ったグラフィックになっています。

アクションのプレイ感覚だけで無く、待機時の音楽や、出撃時、敵の宇宙船にイカリを垂直に打ち込む演出等、細部にもロックマンテイストを感じます。

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各ダンジョンの出口付近には中ボス的な強めの敵が集まるモンスタールームが登場。

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無事に中ボスを倒して、隣の部屋に移動すると宝箱をゲット。ボス賞金首の居場所の一部を手に入れ、次の襲撃に向かいます。

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何度か襲撃を成功すると、賞金首の居場所を特定して、ボス戦に突入。無事倒せれば次のステージ、別の賞金首の襲撃に向かいます。負ければ最初の襲撃からやり直し。

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いわゆる「ローグライクゲーム」と呼ばれるゲームは、成長要素のないランダムマップのRPGを意味します。同じ「ローグライク」カテゴリのアクションゲームに属する『Flinthook』でも、敵戦艦内での購入アイテムはマップ内でしか使えず、失敗するかクリアするとアイテムの効果は消えてしまいます。

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ただし、宇宙船外の「ブラックマーケット」で購入したアイテムで永久的に主人公の能力を強化することもできます。同じスイッチのインディーゲーム『クリプト・オブ・ネクロダンサー』と同じような、ハイブリッドなシステム。

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ブラックマーケットで購入した能力は出撃に前に装備可能。主人公は無制限に強化できるわけでは無く、能力メーター数内の能力しか選べません。能力の組み合わせで自分なりのプレイスタイルや、敵に合わせた能力を組み合わせる楽しさがあります。

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サイドビューアクションらしく、最後には個性的なボスキャラが待って居ます。ステージ最後に待っている強力なボスキャラに一度負けると、再戦まで途中ステージをはじめからやり直す羽目になるのは、少しバランスが悪いのではないか?と感じました。ボス戦の手間を省くために、21世紀のゲーマーとしてはYouTubeで攻略動画をあらかじめ見ておくのも悪くない選択肢だと思います。

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ゲーム中に物語は語られず、ゲームシステム的には純粋なアクションゲームになっていますが、プレイ中にアイテムの形で断片的に発見される「物語のかけら」をつなぎ合わせて、壮大な『宇宙史』を想像させる仕組みになっています。

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1日一回しかプレイできない”デイリークエスト”、一週間に一度しかプレイできない”ウィークリークエスト”で世界中のプレイヤーとスコアとクリアタイムを競えます。現時点でもクリアすればだいたい10番台につけるので、上達すればいつか1位も狙えるかもしれません。

評価まとめ

『Flinthook』は「上達すればするほど面白く感じる、危険な中毒ゲーム」の香りがするゲームです。ゲーム中にアンロックできる高難易度モードに手をつけたり、一日一回か遊べないデイリークエスト、同じく週一しか挑戦できないウィークリークエストのランキングを狙い出すと、ずっと遊ばずにはいられないやりこみゲームに仕上がっています。

スイッチでダウンロード販売専用のインディーズゲームが盛り上がっている理由の一つとして、「スイッチの携帯モードとドット絵ゲームの相性の良さ」があげられると思います。 『Flinthook』はまさにスイッチの携帯モードにうってつけ。遊べば遊んだ分だけ応えてくれる、良作アクションゲームでした。

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